25周年 GLAY DEMOCRACY

GLAY REVIEW II 最速レビュー!【4枚組の意味を考察】

どうもGLAYファン・GLAY速報の*あっきぃ*(@_r_y_g_y_r_)です。

REVIEW II発売前に、プレイリストを作ってしまいました。

そしてもう5周くらい聞いたので、発売前に最速レビューします!

GLAY REVIEW II 最速レビュー!【各ディスクの感想】 REVIEW II発売前に、プレイリストを作ってしまいました。 https://twitter.com/ryochan_y...

新曲(「Into the Wild」「I’m loving you」)とスタジオライブ(HISASHIディスク)については聞けないので、厳密に5周は聴いていないですが、新曲についてはツアーで聴いたし、スタジオライブは脳内妄想再生で補いました。

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と思って記事を書いていたら、6000文字くらいになってしまったので、2つに分けます。

今回は、なぜREVIEW IIは4枚組なのか、ということの考察です。

好きなところから読む

REVIEW II -BEST OF GLAY- は、ダウンロード時代になぜ4枚組なのか

最初に発表された時は、またすごいボリュームで出してきたな。なんて思いました。
ディスク4枚組。

「きっとファン向けのベストアルバムだな」と思っていましたが、聞けば聞くほどファンじゃ無い人に聴いてほしいし聴くべき!と思いました。

いや、本当に。
オススメしない時は、オススメしないから。忖度しないから。
「SPEED POP」はファン以外にはオススメしないから。

アルバムレビュー「SPEED POP」 1st Album「SPEED POP」 2015年10月28日にAnthologyがリリースされるってことで解説です。 ...

4枚の収録楽曲

TERU SELECT>
TERU本人が「函館を散歩しながら聴きたいGLAY」

  1. COLORS
  2. ホワイトロード
  3. グロリアス
  4. Life~遠い空の下で~
  5. 時計
  6. ずっと2人で…
  7. あの夏から一番遠い場所
  8. HELLO MY LIFE
  9. はじまりのうた
  10. 生きがい
  11. Eternally
  12. Winter,again
  13. カナリヤ
  14. すべて、愛だった-La vie d’une petite fille- (Acoustic Version)

TAKURO SELECT>
TAKURO盤はいわゆる“ザ・ベスト・オブ・GLAY”

  1. Into the Wild
  2. I’m loving you / GLAY×PENTAGON
  3. 氷の翼 feat. Azumi (Wyolica)
  4. HOWEVER
  5. BELOVED
  6. 誘惑
  7. SOUL LOVE
  8. 春を愛する人
  9. 口唇
  10. BE WITH YOU
  11. a Boy~ずっと忘れない~
  12. カーテンコール
  13. サバイバル
  14. 彼女の”Modern…”

HISASHI SELECT>
STUDIO LIVE inspired by HOTEL GLAY ギター爆盛ミックス!

  1. gestalt
  2. ALL STANDARD IS YOU
  3. My name is DATURA
  4. 黒く塗れ!
  5. Flowers Gone
  6. VERB
  7. everKrack
  8. 逢いたい気持ち
  9. LET ME BE
  10. THINK ABOUT MY DAUGHTER
  11. 笑顔の多い日ばかりじゃない
  12. FATSOUNDS
  13. Runaway Runaway
  14. Bible
  15. BLACK MONEY

JIRO SELECT>
“この選曲でツアーを行いたい”と言わしめる選曲

  1. Scoop
  2. SAY YOUR DREAM
  3. 夢遊病
  4. YOU
  5. Apologize
  6. ゆるぎない者達
  7. 時の雫
  8. Friend of mine
  9. 卒業まで、あと少し
  10. TIME
  11. REIWADEMOCRACY
  12. 反省ノ色ナシ
  13. 君にあえたら
  14. lifetime

それぞれのディスクに意味があり、それぞれのディスクが相関関係にある

あとで詳しく説明するのですが、この4枚のディスクにはそれぞれに意味があるように感じました。

さらに、そのディスクたちがお互いに相関関係にあって、1枚だけでも成り立つのですが、4枚揃うともっと意味が深まる仕様になっているなぁ、と感じました。

考察を説明する前に、前提として押さえておきたいのは

  • DISC1〜4まで、メンバーそれぞれが楽曲を選んでいること。
  • TAKUROディスクに関しては、他のメンバーが選ばなかった「王道GLAY」をまとめたもの。
  • そのほかはそれぞれが考えたテーマに沿ってまとめたもの。

この前提を踏まえて、説明していきます。

REVIEW IIが示す、5つの「GLAY」

そもそも、ベストアルバムなので「古い(過去のリリース作品)GLAY」をまとめているのがベースにありますが、このベストアルバムを読み解くと

  1. これまで作ってきたGLAY(軌跡)
  2. 今のGLAY(現在地)
  3. これから作っていくGLAY(目的地)
  4. 別解釈のGLAY(パラレル史)
  5. 裏と表のGLAY(2側面)

を表現しているように感じました。

これまで作ってきたGLAY(軌跡)

言わずもがな、ベストアルバムという体裁が「軌跡」そのものです。
GLAYを(一般的に)代表する楽曲から、GLAYの歩みには欠かせなかった楽曲など、選曲を見てみると、25年の重みを感じます。

「有名曲」から選曲しているわけではなく、アルバム曲やカップリング曲なども含まれている点が、「軌跡」を明瞭なものにしているように感じました。

今のGLAY(現在地)

HISASHIディスクの「スタジオライブ盤」は、過去にリリースした楽曲を今の技量・熱量・熟成度合い・器用さで演奏することで、GLAYの現在地を正確に、忠実に示すものだと思います。

これからのGLAY(目的地)

「氷の翼」「Into the Wild」「I’m loving you」「反省ノ色ナシ」「lifetime」「COLORS」「My name is DATURA」など、2010年代後期の楽曲を収録しているのは、メガヒットを飛ばしていた2000年初期にしがみつかず、常に新しいGLAYを出し続ける姿勢を強く感じます

そして、TAKURO自身も「今までとは色の違うもの」「次のアルバムの核になりそうな曲」と言っている「Into the Wild」に代表されますが、「これからのGLAY」の方向性を示しているのではないか、と思っています。

これまで以上に「ジャンル」という枠組みにとらわれないGLAYが見えそうです。
きっと、35周年は「演歌」です。

別解釈のGLAY(野史・パラレル史)

これまでのオリジナルリリースが「正史」だとしたら、Antholgyシリーズは「野史」または「パラレル史」だと思います。
つまり、もう一つのGLAYの歴史。

「新たな解釈で提示するGLAY(Anthology)」をベストアルバムに収録するということは、これまでG-DIRECTでしか拓いてこなかった裏ルートへの入り口をメインストリーム沿いに作ることです。

これにはすごく大きな意味を感じました。

余談ですが、HISASHIディスクにも通づることで、「過去の音源を過去のまま出さない」という常に進化し続けるGLAYを表していると思います。

裏と表のGLAY(2側面)

TERUディスクとJIROディスクは実に対照的です。
TERUディスクを聞けば、有名な楽曲以外を知らない人でも、これまで同様のイメージ通りのGLAYが聞けると思います。
しかし、その裏にはJIROディスクに収められたようなパーソナルなGLAYがあることも感じられます。

また、TAKUROディスクは「素材はそのままで調理をし直す方法」で、HISASHIディスクは「レシピはそのままで今の材料・技量で調理をする方法」で作られています。

そういった2側面を楽しめるのもREVIEW IIの良さかもしれません。

4枚組という「区切り」が必要だった ベストアルバムREVIEW II

過去・現在・未来をまとめた「REVIEW II -BEST OF GLAY-」。
ディスク4枚という体裁を取る必要が、なぜあったのでしょうか。

収録曲57曲がまとまったダウンロードアルバムやUSBに全曲を収めるという方法もあったと思います。

それでも4枚組でリリースする理由は、メンバーそれぞれが伝えたいことを、より意味のあるものにするためではないでしょうか。
そして、そうすることによって4枚のディスクにTAKUROHISASHIJIROTERUのような「関係性」が生まれ、4枚組集合して「GLAY」が完成するというように感じました。

G4のアルバム版のような気がしています。

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*あっきぃ*

平成元年生まれ。
1997年 小学3年の時にHOWEVERで衝撃のGLAYERデビュー。
それからHISASHIに憧れギターを初める。もちろん使用機材はTalbo。
ライブ参戦よりもコレクター気質。

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