25周年 GLAY DEMOCRACY

ソロプロジェクトを逆輸入した新曲「JUST FINE」

どうもGLAYファンの*あっきぃ*(@ryochan_yao)です。
ついに「JUST FINE」のMVが公開されました。

そんなJUST FINEについてレビュー!!

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JUST FINEを聴いた感想

GLAY25周年シングル「G4・V-Democracy-」の収録曲が、実質これで全て発表された事になりました。

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それぞれがそれぞれにすごくいいし、新しいGLAYを聴くことができるのですがやはり「JUST FINE」を聴いてみての感想は他3曲のTERU曲とは(いい意味で)違った印象です。

思ったことを並べていきます。

  • これぞGLAY!!
  • TAKUROの安定感
  • ツインギターを意識できる楽曲
  • ソロプロジェクトを逆輸入してる

「JUST FINE」が聴かせてくれるのは「GLAYらしさ」だと思いました。
新規のGLAYERにとっては、「リファレンス(お手本)」、往年のGLAYERにとっては「安定感」です。

これぞ25周年のGLAY!

GLAYはメンバーそれぞれが作詞・作曲共にします。
それぞれルーツとなる音楽が全然違うし、今興味のある音楽も違うので、楽曲には制作したメンバーの個性がとても強く反映されます。

その中でもやっぱり「これぞGLAY」を出してくるのは、ヒットメイカーTAKUROの仕事であり、TAKUROの性ですね。

「JUST FINE」を聴いて最初に思ったのは、「これ、まさしくGLAY」だ。
前作「愁いのPrisoner」もTAKURO作詞作曲でした。
「愁いのPrisoner」は、「GLAYらしさを残しながら、新たに作り上げるGLAY」という印象、つまりGLAY2.0でしたが、今回の新曲に関しては「これまでのGLAY」がパワーアップしたGLAY+といった感じ。

ただ2.0が必ずしもいいという訳ではなく、今回の「JUST FINE」のような楽曲はGLAYに慣れ親しんできた往年のファンからすると「懐かしさ」「安心感」があります。

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TAKUROの安定感はGLAYファン誰しもが望んでいる

2014年、20周年を記念してリリースした「BLEEZE」以降、TAKUROは「他のメンバーの素晴らしい才能を世の中に広めたい」ということでメイン楽曲を他のメンバーに委ねる傾向があります。

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20周年以降のリリース楽曲を見てみましょう。

  1. 「BLEEZE」 作詞・作曲:TERU
  2. 「外灘Sephire」 作詞・作曲:TAKURO
  3. 「黒く塗れ!」 作詞・作曲:HISASHI
  4. 「YOU」 作詞・作曲:JIRO
  5. 「百花繚乱」作詞・作曲:TAKURO
  6. 「疾走れ!ミライ」作詞・作曲:TERU
  7. 「HEROES」作詞・作曲:TERU
  8. 「微熱Ⓐgirlサマー」作詞・作曲:HISASHI
  9. 「彼女はゾンビ」作詞・作曲:HISASHI
  10. 「Scoop」作詞:TAKURO、作曲:JIRO
  11. 「Supernova Express 2016」 作詞・作曲:TAKURO
  12. 「空が青空であるために」作詞・作曲:TERU
  13. 「デストピア」作詞・作曲:HISASHI
  14. 「超音速デスティニー」作詞・作曲:HISASHI
  15. 「あなたといきてゆく」 作詞・作曲:TAKURO
  16. 「愁いのPrisoner」 作詞・作曲:TAKURO
  17. 「YOUR SONG」作詞・作曲:TERU
  18. 「JUST FINE」 作詞・作曲:TAKURO
  19. 「はじまりのうた」作詞・作曲:TERU
  20. 「COLORS」作詞・作曲:TERU

この5年でリリースされたシングル収録曲20曲のうち、TAKUROが関わっているのは7曲
GLAYのことをよく知らない人は7曲でも多いと感じるかもしれませんが、20周年より前のGLAYはシングル表題曲はほとんどがTAKUROが作っていて、カップリング曲もTAKUROによるものが多かったです。

GLAYERはみんな、リリースされる楽曲たちに「TAKUROらしさ」を欲するタイミングがあります。

GLAYの中でもTERUHISASHIの楽曲は新しいGLAYを提案してくれるので、斬新なGLAYを魅せてくれるワクワク感があります。
JIRO楽曲は、ライブでの盛り上がりをイメージできることが多いので、ライブに向けての高揚感という意味でワクワクします。

ただ、これだけだとアドレナリンが出すぎて疲れてしまうんです

そこで、いつ聞いても「安心できるGLAY」を提示してくれるのがTAKURO
他の楽曲を聞いて楽しんだ後、「帰る場所」になるのがTAKUROの楽曲なのです。

久々のツインギターロック

ここまでツインギターを前面に出した楽曲は久々です。

イントロからツインギターのフレーズです。
サビの疾走感とは違うブルージーなイントロはオクターブとハモりのプレイを行ったり来たりします。実にTAKUROっぽいイントロ。

他にも、BメロでもHISASHIのフレーズに合わさる形でTAKUROがハモりを入れたり、ギターソロでは、4小節ごとにTAKUROソロ、HISASHIソロ、ツインソロと変わっていくなど、ツインギター好きにはたまらないアレンジです。

TAKUROソロでは、あとノリなチョーキングやスライドでブルージーなフレーズ。
まさにJWAMで体得したTak Matsumoto(B’z)的なプレイです。

HISASHIソロでは、HISASHIが得意とするスケールをなぞりながら、休符をうまく使ったリズミカルなプレイ。
そのあとは「ピーク果てしなくソウル限りなく」を彷彿とさせる2分音符のハーモニーツインソロです。

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ソロプロジェクトで磨き上げたスキルと完成を逆輸入

TAKUROはソロプロジェクト「Journey without a map」で磨いたジャジー、ブルージーなプレイ、HISASHIはAce of Spadesでのフレージングを意識する音運び。

Aメロの裏メロで入っているHISASHIのフレーズが特徴的です。
音色は、揺らぎの早いモジュレーション系とオクターバー、ボーカルメロディの合間を縫って存在感がありつつ、いい味を出してます。
AoSの「NOW HERE」のAメロと同じような音作りとフレージングです。

さらに全体通してオカズ的に入れるTAKUROのさりげない小ネタもJWAMで鍛え上げた「おしゃれフレーズ」です。

ギタリストにはたまらない気がする!

「JUST FINE」がここまで馴染みやすい理由

GLAYのポップで「軽いBPM(テンポ)」の楽曲は今までもありました。
前作「愁いのPrisoner」も同じくらいのBPMです。
「JUST FINE」が新曲の真新しさを感じながら、馴染みやすい理由は昔から変わらないTAKURO的アプローチによるポップチューンだからだと思います。

冒頭にも書きましたが、「JUST FINE」が聴かせてくれるのは25年経っても変わっていない「GLAYらしさ」だと思いました。

新規のGLAYERにとっては、「リファレンス(お手本)」、往年のGLAYERにとっては「安定感」。
「HEAVY GAUGEツアー」、「G4・V」の1曲目として本当にふさわしい楽曲だと思います。

 

*あっきぃ*

平成元年生まれ。
1997年 小学3年の時にHOWEVERで衝撃のGLAYERデビュー。
それからHISASHIに憧れギターを初める。もちろん使用機材はTalbo。
ライブ参戦よりもコレクター気質。

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