どうもGLAYファン・GLAY速報の*あっきぃ*(@_r_y_g_y_r_)です。
REVIEW II発売前に、プレイリストを作ってしまいました。
新曲はないけど、REVIEW IIのプレイリスト作った#GLAY #REVIEWII pic.twitter.com/KoUwcDVrbA
— あっきぃ(移住者)@GLAYER (@ryochan_yao) January 6, 2020
そしてもう5周くらい聞いたので、発売前に最速レビューします!
新曲(「Into the Wild」「I’m loving you」)とスタジオライブ(HISASHIディスク)については聞けないので、厳密に5周は聴いていないですが、新曲についてはツアーで聴いたし、スタジオライブは脳内妄想再生で補いました。
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と思って記事を書いていたら、6000文字くらいになってしまったので、2つに分けます。
今回は、なぜREVIEW IIは4枚組なのか、ということの考察です。
好きなところから読む
REVIEW II -BEST OF GLAY- は、ダウンロード時代になぜ4枚組なのか
最初に発表された時は、またすごいボリュームで出してきたな。なんて思いました。
ディスク4枚組。
「きっとファン向けのベストアルバムだな」と思っていましたが、聞けば聞くほどファンじゃ無い人に聴いてほしいし聴くべき!と思いました。
いや、本当に。
オススメしない時は、オススメしないから。忖度しないから。
「SPEED POP」はファン以外にはオススメしないから。
4枚の収録楽曲
<TERU SELECT>
TERU本人が「函館を散歩しながら聴きたいGLAY」
- COLORS
- ホワイトロード
- グロリアス
- Life~遠い空の下で~
- 時計
- ずっと2人で…
- あの夏から一番遠い場所
- HELLO MY LIFE
- はじまりのうた
- 生きがい
- Eternally
- Winter,again
- カナリヤ
- すべて、愛だった-La vie d’une petite fille- (Acoustic Version)
<TAKURO SELECT>
TAKURO盤はいわゆる“ザ・ベスト・オブ・GLAY”
- Into the Wild
- I’m loving you / GLAY×PENTAGON
- 氷の翼 feat. Azumi (Wyolica)
- HOWEVER
- BELOVED
- 誘惑
- SOUL LOVE
- 春を愛する人
- 口唇
- BE WITH YOU
- a Boy~ずっと忘れない~
- カーテンコール
- サバイバル
- 彼女の”Modern…”
<HISASHI SELECT>
STUDIO LIVE inspired by HOTEL GLAY ギター爆盛ミックス!
- gestalt
- ALL STANDARD IS YOU
- My name is DATURA
- 黒く塗れ!
- Flowers Gone
- VERB
- everKrack
- 逢いたい気持ち
- LET ME BE
- THINK ABOUT MY DAUGHTER
- 笑顔の多い日ばかりじゃない
- FATSOUNDS
- Runaway Runaway
- Bible
- BLACK MONEY
<JIRO SELECT>
“この選曲でツアーを行いたい”と言わしめる選曲
- Scoop
- SAY YOUR DREAM
- 夢遊病
- YOU
- Apologize
- ゆるぎない者達
- 時の雫
- Friend of mine
- 卒業まで、あと少し
- TIME
- REIWADEMOCRACY
- 反省ノ色ナシ
- 君にあえたら
- lifetime
それぞれのディスクに意味があり、それぞれのディスクが相関関係にある
あとで詳しく説明するのですが、この4枚のディスクにはそれぞれに意味があるように感じました。
さらに、そのディスクたちがお互いに相関関係にあって、1枚だけでも成り立つのですが、4枚揃うともっと意味が深まる仕様になっているなぁ、と感じました。
考察を説明する前に、前提として押さえておきたいのは
- DISC1〜4まで、メンバーそれぞれが楽曲を選んでいること。
- TAKUROディスクに関しては、他のメンバーが選ばなかった「王道GLAY」をまとめたもの。
- そのほかはそれぞれが考えたテーマに沿ってまとめたもの。
この前提を踏まえて、説明していきます。
REVIEW IIが示す、5つの「GLAY」
そもそも、ベストアルバムなので「古い(過去のリリース作品)GLAY」をまとめているのがベースにありますが、このベストアルバムを読み解くと
- これまで作ってきたGLAY(軌跡)
- 今のGLAY(現在地)
- これから作っていくGLAY(目的地)
- 別解釈のGLAY(パラレル史)
- 裏と表のGLAY(2側面)
を表現しているように感じました。
これまで作ってきたGLAY(軌跡)
言わずもがな、ベストアルバムという体裁が「軌跡」そのものです。
GLAYを(一般的に)代表する楽曲から、GLAYの歩みには欠かせなかった楽曲など、選曲を見てみると、25年の重みを感じます。
「有名曲」から選曲しているわけではなく、アルバム曲やカップリング曲なども含まれている点が、「軌跡」を明瞭なものにしているように感じました。
今のGLAY(現在地)
HISASHIディスクの「スタジオライブ盤」は、過去にリリースした楽曲を今の技量・熱量・熟成度合い・器用さで演奏することで、GLAYの現在地を正確に、忠実に示すものだと思います。
これからのGLAY(目的地)
「氷の翼」「Into the Wild」「I’m loving you」「反省ノ色ナシ」「lifetime」「COLORS」「My name is DATURA」など、2010年代後期の楽曲を収録しているのは、メガヒットを飛ばしていた2000年初期にしがみつかず、常に新しいGLAYを出し続ける姿勢を強く感じます。
そして、TAKURO自身も「今までとは色の違うもの」「次のアルバムの核になりそうな曲」と言っている「Into the Wild」に代表されますが、「これからのGLAY」の方向性を示しているのではないか、と思っています。
これまで以上に「ジャンル」という枠組みにとらわれないGLAYが見えそうです。
きっと、35周年は「演歌」です。
別解釈のGLAY(野史・パラレル史)
これまでのオリジナルリリースが「正史」だとしたら、Antholgyシリーズは「野史」または「パラレル史」だと思います。
つまり、もう一つのGLAYの歴史。
「新たな解釈で提示するGLAY(Anthology)」をベストアルバムに収録するということは、これまでG-DIRECTでしか拓いてこなかった裏ルートへの入り口をメインストリーム沿いに作ることです。
これにはすごく大きな意味を感じました。
余談ですが、HISASHIディスクにも通づることで、「過去の音源を過去のまま出さない」という常に進化し続けるGLAYを表していると思います。
裏と表のGLAY(2側面)
TERUディスクとJIROディスクは実に対照的です。
TERUディスクを聞けば、有名な楽曲以外を知らない人でも、これまで同様のイメージ通りのGLAYが聞けると思います。
しかし、その裏にはJIROディスクに収められたようなパーソナルなGLAYがあることも感じられます。
また、TAKUROディスクは「素材はそのままで調理をし直す方法」で、HISASHIディスクは「レシピはそのままで今の材料・技量で調理をする方法」で作られています。
そういった2側面を楽しめるのもREVIEW IIの良さかもしれません。
4枚組という「区切り」が必要だった ベストアルバムREVIEW II
過去・現在・未来をまとめた「REVIEW II -BEST OF GLAY-」。
ディスク4枚という体裁を取る必要が、なぜあったのでしょうか。
収録曲57曲がまとまったダウンロードアルバムやUSBに全曲を収めるという方法もあったと思います。
それでも4枚組でリリースする理由は、メンバーそれぞれが伝えたいことを、より意味のあるものにするためではないでしょうか。
そして、そうすることによって4枚のディスクにTAKURO・HISASHI・JIRO・TERUのような「関係性」が生まれ、4枚組集合して「GLAY」が完成するというように感じました。
G4のアルバム版のような気がしています。
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平成元年生まれ。
1997年 小学3年の時にHOWEVERで衝撃のGLAYERデビュー。
それからHISASHIに憧れギターを初める。もちろん使用機材はTalbo。
ライブ参戦よりもコレクター気質。
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