GLAYの歌詞を読む

「pure soul」の歌詞を読む

どうもGLAYファン・GLAY速報の*あっきぃ*(@_r_y_g_y_r_)です。

今回は、「歌詞を読むシリーズ」

個人的に思い出たっぷりの「pure soul」の歌詞を読みたいと思います。

「pure soul」楽曲背景

この曲は1998年にリリースされたオリジナルアルバムのタイトルチューン。

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順調にメジャーの階段を上っていき、大きくなっていくGLAYの苦悩を歌った初めての曲では無いでしょうか。

ロックバンドとしてのイメージがお茶の間に広まっていっているにも関わらず「pure soul」というタイトルをアルバムに持ってきた意味は本当にGLAYが大切にしているテーマだからだと思います。

メジャーになっていくほど感じる苦悩を前向きに捉えそれを乗り越えようとする彼らのひたむきさが歌われていると思います。

スターへの道と葛藤の曲

それでは歌詞を読み取っていきましょう。

何不自由のない暮らしだな だけど何か満たされぬ
そんな夜もあるだろう そんな夜もあるだろう

大きくなっていくGLAY、地位や富を手にしているはずなのに「何か」が足りないと感じる夜。

何を恐れているのかも わからず街を飛び出した
必死でつかもうとしている 栄光は大きな意味を

明日に投げかけたとしても 望まない結末もある

繰り返す暮らしの中で 避けられぬ命題を今
背負って 迷って もがいて 真夜中
出口を探している 手探りで

数々の記録を打ち立ててきたという栄光が、
自分らをどういう未来に導いてくれるのかという不安

それでも進んでいく日々の中で、どう自分たちが振る舞えば良いかという
答えを出さなくてはいけなくて迷いもがく日々

賽を振る時は訪れ 人生の岐路に佇む
共に見た数々の夢を 追いかけ汗を流す仲間もいたな

その大きな決断をしなくてはならない時がきた。
同じ夢を見て、ともに頑張ってきたバンドはみな解散という決断をしてきた。

声を上げ駆ける少年を 振り返る余裕すらなく
擦り切れた若さの残り火 この胸にくすぶらせている
「未だ 夜明けは遠く」

後ろを振り返りもせず駆け抜けてきたGLAYは、
その高校時代の「絶対に成功する」という気持ちと、
GLAYが大きなバンドになっていく中で感じている現実とのギャップ、
その狭間で、まだ泥臭い気持ちを胸にしまいきれていない。
だけど、もがく日々の答えはまだ見つからない。

「生きてゆく為の賢さを 今ひとつ持てずにいるの」と
誰かがふいにボヤいても それはみんな同じだろう
細やかな喜びの為に いくばくかの情を捨てた時
夢を大事にしろよなんて いつからか言えなくなっていた

—何が正しいか、何が間違っているか
それを判断できるような賢さは誰も持っていない。
当時TAKUROが付き合っていた彼女と、GLAY
その二つを秤にかけ、どちらを選ぶことが正しいか、
本当の「夢」の意味は何か、考える。

独りにはなりたくないと 泣き濡れた夜もあったな…
あの日々の2人がなぜに こんなにも愛しく見える
ずいぶん遠くへずっと遠くへ
2人肩をならべて歩んだけれど

—まだGLAYが大きくなる前、彼女と二人で過ごしていたかけがえのない時間。
あの頃はGLAYこそ上手くいってはいなかったものの、
愛する恋人との時間が充実していた。
そしてこんなにも長く歩んできた。

愛は愛のままじゃいられず いつか形を変えるだろう
共に生きる家族 恋人よ 僕はうまく愛せているのだろうか

—しかし、彼女が突きつける現実「売れてから、あなたは変わった」
自分は変わったつもりはなかったのに。
愛とはなんなのか。

よくできた解答の果てに 悩みぬく世の中はなぜ?
平凡で手アカのついた言葉でも 愛してると伝えてほしい

—どうすればあの頃のように彼女とやり直せるのか、
そんなことは分かってるのに、自分には大きな夢があり、
彼女を満たすようには進めない。
それでもありきたりの言葉でしか言えないが「愛してる」といいたい。

親の言葉も聴こえなくなるほど 遠くに来ました
幼い頃の子守歌を手に

—いつも助けてくれた親からも、今は遠い東京にいる。
愛に戸惑うとき思い出すのは幼いときに聞いた子守唄。

夜明け前 独りで高速を走った 過ぎゆく景色 季節
思い憤り全てを越えてみたくて

—行き場のない心をどうにかしたくて、ひとり高速を走る。

賽を振る時は訪れ 人生の岐路に佇む
今いる自分を支えてくれた人 この歌が聴こえてるだろうか?

—大きな決断をしなければいけない。
自分を支えてくれた彼女や親なら、この歌を聴いて
どう声をかけてくれるだろうか。

祈るような毎日の中で もっと強く生きてゆけと
少しだけ弱気な自分を励ます もう戻れぬあの日の空

—今の弱気な自分を「東京に行ってもGLAYは売れる」と
高校卒業のときに見上げた函館の空を思い出し励まされる。

人の優しさに触れた時 なぜか想い出す事がある
初めて独り歩き出した 幼い僕を見つめるその愛

—ひとの優しさに触れて思い出すのは、
自分がまだ幼い頃、東京へと送り出してくれた母の愛、
そしてまだGLAYが幼い時代、東京での生活を支えてくれた彼女の愛

どうでしょう。
むりやり解釈した部分もありますが、自分の中では概ねしっくり来た感じです。

この歌詞を読むにあたって、TAKUROの著書:胸懐を参考にしました。
かなり深いですね。pure soul。
でもやっぱり、TAKUROにとって当時の彼女がどれだけのものを与えてくれたのか、
すごく分かる曲です。

pure soulをもっと見たい人は!

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*あっきぃ*

平成元年生まれ。
1997年 小学3年の時にHOWEVERで衝撃のGLAYERデビュー。
それからHISASHIに憧れギターを初める。もちろん使用機材はTalbo。
ライブ参戦よりもコレクター気質。

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